特集 理論家Royと理論分析家Fawcettの対話─看護学の未来へ
[インタビュー]—Interview in Boston : Scholarly Dialogue—21世紀の激変する時代へのメッセージ
Sister Callista Roy
1
,
Jacqueline Fawcett
2
,
津波古 澄子
3
1William Connell School of Nursing, Boston College, Chestnut Hill, Massachusetts・Adjunct, Mount St. Mary's University, Los Angeles, California, USA
2Department of Nursing, University of Massachusetts Boston, USA
3共立女子大学看護学部
pp.636-641
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201449
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このインタビューは,今回の来日講演に先立ち,2016年6月にBoston Collegeにて行なったインタビューをもとに編集したものである。看護理論家のSr. C. Royと看護理論分析家のDr. Fawcettは,ともに現在,米国ボストンにおける教育および研究活動を通して,21世紀の看護学の現在と未来を考究しつづけている。日本の看護教育,研究および看護実践においてもさまざまに影響を与えている2人の教授にスポットを当て,さらなる学びの機会となることを期待したい。個人的には,2人に出会う機会に恵まれ,長年の交わりを通して,看護科学の道にある先輩としてアカデミックな品格をもって背中を押してくださり,看護教育の深さについていつも新しい発見をさせてくださる両教授を紹介できることは嬉しく,この機会を光栄に思う。理論家と理論分析家というそれぞれのスタンスで,40年にわたりお互い切磋琢磨しながら理論や研究を洗練させ,思索している姿から,読者,とりわけ若手研究者の方々が何らかの示唆を得られる機会となれば幸いである。インタビューでは主に,長年にわたる交流の背景,看護学者として大切にしていること,教育におけるメンターシップ,女性の人生とキャリア,看護理論家・看護理論分析家の育成についてお考えを伺った。(津波古澄子)
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