談話室
Boston便り
三島 済一
1
1東京医歯大眼科
pp.774-775
発行日 1961年6月15日
Published Date 1961/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207266
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6月に大陸旅行から帰つてしばらくして7月に例のFluorometerが出来て仕事にかかつたのですが,どうもうまく行かず,しばらく頭が混乱しましたがすぐ仕事の方が忙しくなり,ロンドンを離れる日は近附くし,仕事の方は毎日朝から晩迄やつてもうまくはかどらず困りました。何とか9月中に例数だけそろえて来ました。朝8時に実験を初めて夜10時頃帰る日がずつと続いたので少しへばりましたが,丁度その頃アメリカに来る話がまとまり,実験の合間を見て渡航の手続きやら何やらで結局10月1日lの飛行機にのつたのですが,最後迄仕事が続いたので飛行機にのつた時は一寸ホッとしました。3ケ月間何も考えないで実験だけにうち込んで来た事はあとできつと良い思い出になるかと思つています。
Massachusetts Eye and Ear Infirmaryで,三人でCorneal Clinicをうけもつて,今度は少しClinicをやる事になりました。又,Retina Foundationでは今又,例のFluorometerをくみ立てる事になつて,角膜のEndothelの透過性をClinicでしらべる事になつています。
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