談話室
Boston便り(2)
三島 済一
1
1東京医歯大
pp.856-858
発行日 1961年7月15日
Published Date 1961/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207281
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Dr. DohlmanとDr. Hedleyが角膜のswellingpressureを測定すると云う非常に面白い仕事をやつて居り,目下それに参加しています。in vitroで切り取つた角膜をGlass filterにはさんでその上にrodを置き,これをmicrophon transducerにつないでpressureを測るわけですが,それと同時に細い針を角膜の中に刺して,これにtransducerをつなぎ,角膜の中にsalineが吸い込まれる圧をはかると,二つの圧の絶対値が一致するわけで,normalのHydrationでは約-60mmHgと云う圧があると云う結果で,Hydrationとpressureのcurveは非常にきれいな曲線になつています。
これと別にDr.Hedleyと私と2人でDr.Dohlmanのsupervisionの下に角膜の中をlimbusから角膜にそつて水が流れる場合(一般に角膜内を角膜平面にそつて水が流れる場合)の抵抗を測定しています。これはもうそろそろかなりはつりした事が出て来ました。角膜のpieceを切り取り,一部を生食でひたしたfilter paperで被い,他の部分を露出して蒸発させると,露出した所から蒸発して角膜は図の様になります。
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