特集 看護研究における参加観察法
第Ⅱ部 参加観察法
3.日本において参加観察法を用いるには
S. Y. フェーガーハフ
pp.256-257
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200707
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アメリカと日本の文化の違いを念頭に置いた上で,参加観察法というアプローチを皆様が日本で使う場合に,どのようなことを考慮する必要があるかについて考えてみよう。
参加観察法を行なう上で特に重要な要素として,私はまず,必ずじかに顔と顔を突き合わせての相互作用が生まれなければならない,ということを述べた。重要な要素の第2として,初対面の人に会ったときにわれわれが習慣的に示すポーズをくずし,人と人との間の距離を埋めて,話をしやすい状態に持っていく,ということがある。
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