焦点 患者の精神生活にどこまでかかわるか・5
臨床看護研究・13
精神生活の援助に関するわが国の研究(3)—終末期患者の場合
中西 睦子
1
,
相馬 朝江
1
,
雨宮 悦子
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.373-385
発行日 1977年10月15日
Published Date 1977/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200528
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患者の精神生活の援助を扱ったわが国の研究について,これまで一般成人患者及び小児を対象としたものを中心にみてきたが,今回は対象を終末期患者にしぼり,終末期患者の精神生活の援助が主に追求されている論文を探った。精神生活そのものについては,当初の考え方〔精神生活の援助に関するわが国の研究 1の1,(本誌9巻4号)〕に基づいている。
論文を探った期間は1968年から1975年までの8年間で,初回に定めた雑誌,学会誌注1)13誌より該当する論文を拾ったところ全部で32題あった。それらを次のように分類し,更にそれらのうちから同じく初回に定めた論文選択基準注2)に従って10題の論文をとり出した。
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