焦点 食事の看護に関する研究
REPORT
食事援助に関する心療内科での実際
柴田 堪子
1
,
松尾 ミヨ子
1
,
安永 優子
1
1九州大学医学部付属病院心療内科
pp.397-399
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200362
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
食事に関する看護は,各看護部門において,あらゆる面からの援助がなされており,患者に最も近く,且その一般状態を詳しく観察している看護婦が大きな役割を果たしている。当心療内科においても,食事への援助は看護婦の観察に負うところが大きく,その代表として神経性食思不振症を挙げることができる。本症は食事と疾病が,精神的背景を含んで密着しており,種々の食行動の異常を呈してくるが,その中で患者の言動を通して,精神身体医学の看護部門より食事に関する看護の特殊性を述べてみたい。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.