特集 看護ケアプログラムの体系化に向けて─看護研究と行動分析学
扉
鎌倉 やよい
1,2
1愛知県立大学
2愛知県立大学看護学部
pp.494-495
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200002
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看護の役割は拡大し,看護師の実践能力に対する期待も高い。看護実践を支えるためには看護師の判断力が重要であり,看護過程としてアセスメント,看護診断,計画立案,実施,評価がなされるようになってきた。アセスメントの結果としての看護診断は,看護師が取り組む問題として分類・体系化され,看護診断ごとにその定義,診断指標,関連因子,リスク因子が明示されている。
看護診断を確定した後には,その問題を解決することができる看護ケアを提供し,その結果が評価される。これらの看護ケアは,診断された問題を高い確率で解決する効果が実証された方法論であることが求められるが,その方法論はいまだ確立されたとは言い難い。
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