焦点 国際的に活躍できる研究者をどう育てるか―「看護学国際人育成教育プログラム」から考える
【コラム】
ハートフォードシェア大学への研修までのプロセス―海外研修に際して実際に行なわれたコミュニケーション例
池田 悦子
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1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科地域保健看護学分野博士(前期)課程
pp.66-67
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100419
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●研修国決定の背景
日本において,保健師はすべての住民を対象にサービスを提供しているが,近年,保健師の行なう家庭訪問数が減少の一途をたどっている。保健師は,家庭訪問を有効な支援の手段と考えているが,業務の増加に加え,評価の裏づけとなるエビデンスが少ないことが,課題としてあげられている。英国では,地域看護活動が積極的に展開されており,盛んに行なわれている母子保健分野の家庭訪問は,住民からも高い満足を得ている。こうした英国の家庭訪問システムや保健師活動全体を学ぶことは,日本のよりよい保健師活動のための新たなヒントを得る機会になるのではないかと考えた。
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