焦点 アリゾナ大学大学院博士課程におけるオンライン教育の実際
【インタビュー】
オンライン教育導入のための学部長としての役割
Marjorie A. Isenberg
1
,
金井Pak 雅子
2,3
1アリゾナ大学College of Nursing
2東京女子医科大学看護学部
3College of Nursing, The University of Arizona, USA
pp.270-274
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100316
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オンライン教育導入のきっかけ
金井 まずは学部長としてのお立場から,アリゾナ大学大学院博士課程の教育についてご説明いただくとともに,どのようなきっかけからオンラインプログラムを始めようとされたのか,聞かせていただけますでしょうか?
Isenberg 本学における看護学研究科博士課程は,1976年に始まりました。これは米国でも比較的早いほうだと思います。私が学部長として就任したのは2001年ですが,当時,アリゾナ州においては看護師不足が大変深刻でした。もちろん全米でもこの問題は取り上げられてはいましたが,アリゾナでは特に大きな問題になっていました。そこで,もし私たちにどのようなリソースがあったら,この看護師不足に対して戦略的に方策を立てていけるかということについて,教員たちと話し合いをしました。これは,もちろん私たちのミッションの範疇で,ということです。
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