連載 医療コミュニケーションことはじめ・4
傾聴:聴くは効くに通ず!
中野 重行
1
1大分大学
キーワード:
傾聴することの大切さ
,
共感的に理解する態度を示す
,
傾聴の技法
,
言葉で理解を示す
,
感情の動きに注目する
Keyword:
傾聴することの大切さ
,
共感的に理解する態度を示す
,
傾聴の技法
,
言葉で理解を示す
,
感情の動きに注目する
pp.868-871
発行日 2020年11月25日
Published Date 2020/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201670
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「聴く」ことで信頼が生まれる
私たちは,自分自身が最も大切だと思って生きています。当然のことですが,患者も自分を主人公とした「患者の物語」を生きています。一方,そこで医療者は,専門的な知識で考える職業人として,「医療者の物語」を生きていると言うことができます(連載第2回)。
医療者にとって患者は,「患者の物語」の書かれた1冊の本の中の,たまたま開かれたページに書かれている物語の部分を,医療者の前に示している存在だと捉えることもできます。
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