特集2 助産師の新たなアプローチ 子どもを持つ女子受刑者の出所後も含めた支援とケア
扉
pp.417
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201545
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現在,日本には11の女子収容施設があり,年間約4000〜5000名の受刑者が服役しています。その中には,受刑中に妊娠・出産を経験する女性や,子どものいる母親も多く,近年,彼女たちを支援するための「女子施設地域連携事業」が進められています。
女子受刑者の中には,被虐待経験のある人や,薬物などの依存症・メンタルヘルスの問題を抱える人たちがいますが,いずれ地域で子どもと暮らし,社会生活を送ることを考えると,支援の手は欠かせません。妊婦健診から社会復帰の教育,地域での生活まで,助産師が母子の支援活動にどのように貢献し,どのような役割を担えるのか,本特集を通して考え,また女子受刑者の支援の輪を広げていきたいと思います。
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