連載 地域助産師&施設助産師&保健師がつながれば笑顔が広がる 「助助っぽ連携」を始めよう!・5
1型糖尿病で高齢出産,母乳育児が軌道に乗る前に退院したDさん
今村 理恵子
1
1森田助産院
pp.702-705
発行日 2019年8月25日
Published Date 2019/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201337
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新生児訪問で思う育児伝承の途絶え
新生児訪問は助産師の大切な仕事だなと,最近切実に思います。以前から言われていましたが,「育児伝承の途絶え」が起きているからです。
今はスマートフォンで調べれば何でも答えが出てきます。しかし,インターネット上の情報は,個別性には応えられません。「この子とその親」には合わない場合も多く,ズレが生じてしまいます。また,育児は日々変化するものですが,正しい答えに固執するあまり,その変化を楽しめなくなっています。身近に「うん,大丈夫よ」「そんなもんだよ」「ちょっと様子を見たら?」と言ってくれる人がいないからだと思います。今,地域の助産師にはそうした役割も期待されています。
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