特別記事
安産の神様“水天宮”における「助産師OBiの会」の活動—さらし腹帯体験チャレンジ
平出 美栄子
1
,
今村 理恵子
2
,
片岡 弥恵子
3
,
藤田 恵理子
4
,
松崎 政代
5
,
矢島 藍
4
1東京医療保健大学 東が丘・立川看護学部
2森田助産院
3聖路加国際大学
4矢島助産院
5大阪大学大学院
pp.490-494
発行日 2019年6月25日
Published Date 2019/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201289
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はじめに
古来,日本では妊娠5カ月の戌の日に神社やお寺にお参りし,安産祈願を行い“さらし腹帯”(以下,帯)を巻いて「帯祝い」をする風習があります。ただ残念なことに,昨今,帯を巻いている妊婦さんに出会う機会は大変少なくなってきました。
本稿は,安産祈願で有名な東京・水天宮内で開始した「助産師OBiの会」の設立動機と活動内容を紹介します。
メンバーは,2017年日本助産師会90周年総会に参加した6人の助産師で,出産現場の変化,助産院分娩数減少などに不安を覚え,100周年を目指して何か動かなければいけないと意気投合した仲間です。
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