特集 赤ちゃんのもつ力を最大限に引き出す母乳育児支援
扉
pp.993
発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200649
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赤ちゃんは何もできない存在ではなく,たくさんのパワーをもって生まれてきています。
地域で母乳育児支援をしていると,そのパワーを最大限に活かした支援ができていない現状を感じます。
「ポジショニングとラッチオン」という言葉が独り歩きしてしまい,その本質が母親に届いていないのかもしれません。
赤ちゃんの行動を説明しながら母乳育児支援・育児支援をすると,母親はわが子のもつ力に驚いて,その力を発揮させたいと思うものです。
ポジショニングとラッチオンの主人公は赤ちゃんであり,母親はサポート役。ここでは授乳方法のこれまでの歴史を振り返り,赤ちゃんが本来の能力を発揮できる授乳方法と,退院後の母子支援について解説します。
(助産院イスキア 菅原光子)
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