連載 助産院のごはん・15
アクア・バースハウス―開業当初は入院女性とともに鍋をつついたことも。そんな家庭的な食事が原点
畑中 郁名子
pp.215,268-271
発行日 2011年3月25日
Published Date 2011/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101852
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お産は,人生の大きなイベント。女性にとって,そして家族にとっての転機ともいえる妊娠出産期に「視野を狭めるのではなく,広げることが大切」と院長の山村節子さんは語る。食事を見る目も同様。「食べてはいけないもの」と食品を見る視野を狭めるのではなく,「こんな食事もあるんだ」と視野を広げるアドバイスと情報提供を心がけている。その理由や伝え方を268ページで紹介する。
具体的なアドバイスを盛り込んだバースクラスで伝える
アクア・バースハウスでは,妊娠中の女性に向けて「自然なお産の教室」と題したバースクラスを行なっている。嘱託産婦人科医を招いて自然出産の基本について語り合うクラスから,お産の経過やアクティブバースの演習,母乳育児など産後をイメージできる先輩ママとの交流,食をテーマにしたものまで全4回。2010年12月に行なわれた食育のクラスは,妊娠初期~中期の約20名が参加し,妊婦のパートナーも数名参加していた。
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