学会印象記
「第96回日本泌尿器科学会総会」を開催して―隠れメニュー「がんばれ,にっぽん!」
西村 泰司
1
1日本医科大学泌尿器科
pp.628-631
発行日 2008年7月20日
Published Date 2008/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101544
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学会の善し悪しはやはり座長・演者によるところが大きい→基調講演大成功?
もちろんすべての会場をみることはできないので,一部の発表に限ってのコメントで恐縮だが,基調講演は2007年AUAのコンパクトに最新の知見を語る基調講演に感動した当教室の准教授の意見を取り入れたAUAのパクリであるが,荒井教授,塚本教授,西澤教授(発表順)の前立腺がん,膀胱がん,OABについてのご講演は素晴らしかったと思う。その他素晴らしいセッションをしていただいた座長・演者の皆様に心より御礼を申し上げる。
菅野ひとみ先生の教育講演「PSA低値前立腺癌の重要性」もとてもよかったのではないだろうか。持参された同内容の別冊200部もすべてなくなったとのこと。朝7時45分にもかかわらず,相当の聴衆者(国立大ホールなので,入れ物が大きい分まばらにみえたかもしれないが)が来場された。突如思いついた歌舞伎風の掛け声「かんの!」(座長の紹介と演者の発言の1秒の隙間をぬって)も会場に活気を入れることにもなり,たまにはよいのではと思った。もちろん反対の方もいるであろうが。
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