連載 月便り・10
月の楽しみ方 秋と冬
志賀 勝
1
1月と太陽の暦制作室・〈月〉の会
pp.1004-1005
発行日 2008年10月25日
Published Date 2008/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101321
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「月の長良川―水と遊ぶ 月と踊る」とタイトルした美濃市,郡上八幡,白山麓を訪ねる旅を終えたところですが,50人ばかりの参加者一同,月のリズムと太陽のリズムが偶然合致したお盆時期の月を大いに楽しんできました。
七夕やお盆は伝統的に秋の行事とされてきたもので,月の暦で「孟秋(初秋の意味)」といわれる七月の行事。八月は仲秋といいますが,「仲秋の名月(中秋の書き方が普通のようです)」が属している月です。さらに,九月は「季秋(晩秋の意味)」といいますが,この月にはもうひとつの名月である「十三夜」が含まれています。この稿を皆様がお読みくださるころには仲秋名月は過ぎ,10月11日(土)の十三夜が近づいていることでしょう。
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