連載 りれー随筆・285
気持ち次第でイキイキ! ハリのある生活へ
佐藤 恭子
pp.876-877
発行日 2008年9月25日
Published Date 2008/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101298
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母性看護のとりこになって
就職して2年目の助産師である私は,ごく普通の家庭で育った3人姉妹の末っ子である。私が高校2年の冬に長姉が3人目の出産を迎えようとしていた。二番目の姉が助産師であったため分娩介助をすることとなり,長姉の娘2人も分娩を見ることになっていた。長姉は私にも「お産見たい?」と聞いてきた。意表をつかれたが「見てみたい!!」と素直に思った。こうして3姉妹+姪2人での分娩を迎えることとなる。
ついに陣痛が始まったと連絡を受け,病院へ向かう。いつも明るく活発な姉であるが,陣痛をこらえている姿を見てなかなか声もかけられず,「暑い」という姉に,うちわでとにかくあおいでいたことを覚えている。
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