連載 バルナバクリニック発 ぶつぶつ通信・45
繰り返される妊娠,伝えきれない虚しさ
冨田 江里子
1
1St. Barnabas Maternity Clinic
pp.1080-1081
発行日 2007年12月25日
Published Date 2007/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101136
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たび重なる妊娠が母の命を削っていく
出産の場面で命を救えても,その原因である頻回の妊娠が避けられなければ,同じ事態は繰り返される可能性がある。伝えただけの家族計画がいかに意味を持たないかを実感することはたびたびだ。
産婦の名前はミニー,16歳。13歳から年子でこのお産が3人目。夫はすでに43歳,特別に甲斐性がある訳でもない,何とか食べるだけという生活レベルだ。
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