特集 新生児の蘇生―アメリカNRP2006ガイドラインの紹介
新生児蘇生プログラムの普及へ向けて―医師インストラクターの立場から/新生児蘇生プログラム講習会受講者の感想
中野 玲二
1
,
本宿 美砂子
2
1Senior Research Fellow, Children's Research Center, Our Lady's Children's Hospital
2天使大学大学院助産研究科
pp.134-139
発行日 2007年2月25日
Published Date 2007/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100951
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新生児集中治療室で働いてきた著者は,新生児蘇生プログラム(NRP)の普及に向けて,研修インストラクターを担ってきた。その体験から印象に残った受講生たちの反応や,NRPを日本の産科施設へ普及させるうえでの問題点などを述べていただいた。
新生児の救急蘇生についての知識や技術は,助産師にとって日常的に使うというものではない。しかし,母と児の2つの命を預かる分娩に責任をもつということでは,助産師はいざという時に,すぐに行動に起こせるように,心肺蘇生をはじめ新生児の呼吸管理が行なえることが望まれる。
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