特集 第27回ICMブリスベン大会レポート
ICMにて,日本の助産を世界に伝える
坪田 明子
1
1京都大学医学部保健学科看護学
pp.1127
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100341
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「日本の助産文化を,少しでも世界の助産師に伝えてみたい……」。そんな思いを抱きながら,私は国際学会における初の口述発表に臨んだ。テーマは「Women's Perceptions of Japanese Maternity Home Childbirths, 8-11 Years Later」。日本の助産院で出産し,約10年を経過した女性の出産体験の語りを質的に分析した研究である。
日本の助産を世界に伝える
他国の助産師の活躍から学ぶことはとても多い。と同時に,日本や他国の助産を知るにつれ,「日本の助産の素晴らしさ」も感じている。ICMでは,それらを再認識し,またベテラン助産師に学ぶ女性の感覚や視点を重視したケア提供の大切さを,世界の助産師と共有することの面白さを感じる機会にもなった。
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