クローズ・アップ
—「小さな国の助産師が世界をつなぎました」—マリア・シュプンバウアーICM会長
pp.613
発行日 2002年8月25日
Published Date 2002/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902918
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6年前のICMオスロ大会時,次々回の大会はぜひウィーンでと,オーストリアの若い元気な助産師2人が招致活動にやってきました。結果はOK。そして,会長として白羽の矢が立ったのが,人口2600人の小さな村で自宅出産を手がけていたマリア・シュプンバウアーさんでした。その日からマリアさんの活動の場は,村と世界の2つになりました。
それから6年。多くの課題,難題をクリアするなかで,日々ICM大会開催への意義を確信するようになっていきました。その根底にはいつも,この地球に生きる母子の健康と幸せを祈る気持ちがありました。そうした哲学は東アフリカのケニアで4年,タンザニアで2年半助産師として働いた経験によって培われたものです。
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