特集 ―胎児の心地よい環境に必要なこと―妊娠と高血圧のメカニズムを知ろう
事例紹介② 妊娠高血圧症候群妊婦へのかかわり
酒井 トシ子
1
,
綿貫 美恵
1
,
小川 雅代
1
1国保旭中央病院
pp.814-818
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100277
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はじめに
妊娠高血圧症候群は子宮内胎児発育遅延,妊産婦死亡率,周産期死亡率が高くなり,妊娠初期からの継続したかかわりが必要である。当院では昭和63年より産科外来受診の妊婦は全例産科相談室で助産師による初期指導を実施しており,初期指導で妊娠高血圧症候群や早産など既往のある症例や問題が予測される症例に対しては受け持ち制を実施している。本稿では,当院で実施している妊娠高血圧症候群妊婦に対するかかわりについて紹介する。
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