特集 集まれ!元気印助産師
自然な流れでの,ニューヨークへの留学
宍戸 あき
pp.17-20
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100005
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興味を追いかけてアメリカへ
私は1998年に私立の看護大学を卒業し,その春から助産師として都内の総合病院の産科病棟にて勤務を始めました。看護大学に入学しながらも,入学当時は助産師という職業についてあまり知識がなかったのですが,最終的に自分が働くこととなったその病院で母性看護,助産課程での実習をするなかで,助産師の自律した姿に将来の自分を思い描いたものでした。そのまま自然に助産師という職業につき,幸い思い描いていた通り,その病院で働くことになりました。
私が学び,働いてきた環境というのは,常に飽きを感じない刺激的なものでした。リスクの高いお産の件数も多い一方,高い割合で自然分娩が行なわれており,病院という環境ながらも助産師らしさを助産師から学ぶこともできました。また,多くの助産師が病院にとどまらず,いろいろな場面で活躍していました。こうしたなかでの6年間を通して,自分のモデルとなる助産師を見つけつつ,自分の個性,興味を広げていくことの大切さも学んだように思います。
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