特集 保健師を継続する力—歩み続ける支えとなるもの
【私が保健師を続ける上で力になったこと・大切にしてきたこと】
保健師という仕事に価値を感じて
市川 かよ子
1
1東京都立神経病院患者支援センター地域療養支援室
pp.34-36
発行日 2022年2月10日
Published Date 2022/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201797
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保健師になって,早いものでもうすぐ20年を迎えようとしています。今まで私が保健師を続けられてきたのは,第一に,保健師という仕事に価値を感じており,他者について考えて行動することが苦にならず,好きだということ。次に職場の内外問わず,多くの人々との出会いが支えになっていたように感じます。
就職してしばらくは,住民や関係機関とのやりとりの中で「もっとこうすれば良かった」などとあれこれ考えて反省の日々でした。現在もそれはありますが,経験を積むにしたがって徐々に折り合いがつけられるようになり,必要以上に悩むことはなくなってきました。そうなったのには,環境の異なるいくつもの職場でたくさんのことを経験したからだと思います(表)。
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