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自宅での健康づくりを応援する「AT HOMEプロジェクト」—沼津市の取り組み
三澤 和也
1
,
江間 梓
2
1沼津市市民福祉部健康づくり課企画管理係
2沼津市市民福祉部健康づくり課成人保健係
pp.801-803,842-847
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201525
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はじめに
1月に国内初の新型コロナウイルス感染者の発生以来,クルーズ船の集団感染が日々の話題となり,増え続ける感染者に,3月には小・中・高校が臨時休校となりました。感染症対策として「3密を避ける」「咳エチケット」「ソーシャルディスタンス」という言葉が日常的に使われ,実践されましたが,勢いが止まず,ついに4月に緊急事態宣言が発令されました。未知なるウイルスに人類は戦うすべがなく,世界中で「ステイホーム」が叫ばれ,自宅での自粛生活が始まりました。
年度の始まりは,各事業の契約準備や打ち合わせで慌ただしいのですが,今年は,新型コロナウイルスの影響により,多くの事業が延期や中止となり,先行きの見えない不安に包まれたまま新年度のスタートを切っていました。本稿でご紹介する「AT HOME健康プロジェクト」は,そんな状況下だった今年4〜5月に静岡県沼津市が行ったSNSを活用した自宅での健康づくりを応援する取り組みです。
沼津市では,新型コロナウイルス感染症の影響で運動機会が減り,食事も偏りがちな市民に向けて,自宅での健康づくりを応援するための動画を撮影し,SNSで公開する「AT HOME健康プロジェクト」を4月下旬から行ってきた。予算も時間もない中,「自分たち(保健師・管理栄養士)にできることは何か」を考え,実践してきた取り組みの一端を紹介する。
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