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—オール周防大島で取り組む—「ちょび塩(減塩)」活動
行田 美穂
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1周防大島町健康増進課
pp.725-727,766-772
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201268
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周防大島町の概況
山口県周防大島町(以下,本町)は,山口県の東南部に位置する面積138.09km2の島であり,瀬戸内海では淡路島,小豆島に次ぐ3番目に大きな島です(図1)。本土とは,大島大橋で連結しています。
人口は1万6561人,高齢化率54.6%(2019〔平成31〕年4月1日現在)と過疎化,少子高齢化が著しい。このため,町政の重点施策の3本柱に「定住対策」「防災安全対策」「健康づくり」を掲げ,取り組みに注力しています。しかし,県内の健康状態を比較した統計では,心疾患の標準化死亡比や血圧高値者の標準化該当比も高く(表1),町国民健康保険の医療費からも循環器疾患対策が大きな課題となっています。
山口県周防大島町では,従来から循環器疾患に関連する課題が大きく,健康づくりの中核に「ちょび塩(減塩)」を据えて活動を進めてきました。産官学民が協働する町民一丸での健康づくりへと発展してきたこの取り組みについて紹介します。
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