研究
算出プログラムを用いた茨城県44市町村の5年間の障害調整健康余命(DALE)と加重障害保有割合(WDP)の算出結果
栗盛 須雅子
1,3
,
福田 吉治
2
,
高橋 麻美
4,6
,
須能 恵子
5
,
冨田 敦也
5,6
,
大田 仁史
3,6
,
星 旦二
7
1聖徳大学看護学部
2帝京大学大学院公衆衛生学研究科
3茨城県立健康プラザ
4茨城県立健康プラザ管理部
5茨城県立健康プラザ健康づくり情報部
6公益財団法人茨城県総合健診協会
7首都大学東京
pp.665-673
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200749
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■要旨
目的:茨城県立健康プラザのホームページで公表している「健康寿命(DALE)と障害をもつ人の割合(WDP)算出プログラム」を用いて,茨城県44市町村の2010〜2014年の5年間の算出結果を報告することを目的とした。
方法:本プログラムに,算出に必要な要介護度別介護保険認定者数と人口を入力し,茨城県市町村生命表を取り込み,算出した。
結果:44市町村の65〜69歳DALEは,男性では,2010〜2014年は1位牛久市,44位神栖市であった。女性では,常陸大宮市が5年間とも上位で,2012年を除く4年間は神栖市が44位であった。年齢調整WDPは,男性では,2012〜2014年は1位八千代町,2010〜2014年は41〜44位大洗町,女性では,2012年以外,1位結城市,41〜44位東海村であった。
結論:本プログラムで算出した値は高齢者の健康度,および健康度の変化を明確に捉えることができ,本プログラムを用いることで,高齢者施策に迅速に活用できると考えた。
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