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第20回日本健康福祉政策学会学術大会が開かれました
山口 忍
1
,
西本 美和
2
1茨城県立医療大学看護学科
2大津市役所長寿政策課
pp.336-341
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200671
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はじめに
2016(平成28)年11月12〜13日の両日,日本健康福祉政策学会(以下,本学会)の第20回学術大会が,埼玉県大宮市の大宮ソニックシティで,「いのちの種を明日へつなぐ ほっこりと共に育つ」をテーマに,公益社団法人やどかりの里の増田一世大会長のもとで開催されました。当日は,専門職や行政職のほかに,当事者の方・ご家族・ボランティアを含めて約250名の参加がありました。
公益社団法人やどかりの里(以下,やどかりの里)による開催は15年ぶり2回目です。やどかりの里は,埼玉県で1970年から精神障がい者が地域でごく当たり前の生活ができることをめざして活動を続けています。「ひとりひとりが主人公」という活動理念のもと,互いの意見や考え方を尊重し,話し合いにもとづく活動を展開するなど,本学会が大切にすることと重なる部分も多く,古くからなじみがある学会員もいます。
大会開催に向けて,やどかりの里職員,当事者・家族の方,東京近郊の学会員が委員となり2か月に1回の実行委員会を行いました。大会として大切にしたいことを話し合い,それに沿った内容を考えていきました。大会テーマは,昨年の福島セミナーからの思いを引き継ぎ,成果主義・効率重視のいまの社会を生き抜くために大切なキーワードとして,メンバー全員の合意で決定しました。
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