連載 ナカイタ発 保健師へのつぶやき・25
親支援グループの機能―子ども虐待への道に歯止めを
中板 育美
1
1日本看護協会
pp.621
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200214
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久しぶりに,子どもの虐待予防の話を書きます。
従来から,虐待予防における保健活動の手段の1つとして,グループ支援(療法)があります。
一般的に「グループ支援」と言っても,同じ病や障がいをもつ仲間で交流しながら,各々の課題を解決する「セラピー・グループ」,就園・就学,就労,社会参加を支えるための,教育・訓練目的(SSTや集団療育など)の「トレーニング・グループ」,各々のもつ問題を認め合い,折り合いをつけて生きる力を得ること(自己成長)が目的となる「サポート・グループ」や「グロース(成長)グループ」,アルコール依存症等の嗜癖問題の治療/リハビリの一環としての「セルフヘルプ・グループ」など,グループの目的や性質/特徴によって,構成されるプログラムはさまざまです1)。
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