連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 三位一体改革
石田 昌宏
pp.846
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100572
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この秋,郵政改革を掲げた第2次小泉内閣がスタートした。しかし郵政改革よりインパクトの大きな改革が静かに進行している。三位一体改革だ。
“三位一体”とは,元来キリスト教の根本教義のひとつで,父と子と聖霊の三者は「同質」かつ「不可分」であるとする考えを表わす言葉だが,この改革の場合,「税源の委譲」「国庫補助負担金の廃止・縮減」「地方交付税の見直し」の3つを同時に行なうことを意味する。その結果,地方の独自の財源が充実し,独自性を生かした政策が展開できるようになるという。つまり,地方分権の推進と,地方主権の確立のための改革だ。
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