特集 地方分権と医療
【特別対談】三位一体改革と医療
北川 正恭
1,2
,
河北 博文
3
1前三重県(知事)
2早稲田大学大学院公共経営研究科
3医療法人社団河北総合病院
pp.702-711
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100071
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小泉内閣による「三位一体改革」が進むと,地方自治や医療はどう変わって行くか.
地方分権が進められる中で,医療は地域とどうかかわっていくかということについて,国政と地方自治に携わった経験をお持ちの北川正恭氏に「三位一体改革と医療」というテーマでお話を伺った.聞き手は,本紙編集委員で東京都病院協会会長,(財)日本医療機能評価機構理事でもある河北博文氏に務めていただいた.
北川氏の三重県知事として地方自治を推進されて来られた経験,具体例なども紹介していただきながら,地方自治の本質,地方分権を実現する要因,これからの日本社会のあり方を含めた医療の姿について幅広く論じていただいた.両氏には,互いに改革を推進する立場から見解を述べていただき,地方自治と医療の関係に切り込んで行った.論点は次の三点である.
1.これからの地方自治体の役割は何か
2.三位一体改革とは何か
3.医療保険制度や公立病院はどうあるべきか
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