連載 ニュースウォーク・150
「不足」と「偏在」同居の医療危機
白井 正夫
pp.860-861
発行日 2010年9月10日
Published Date 2010/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101457
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こどもの日が近づくと毎年,「大人になったらなりたいもの」調査(第一生命保険)が話題になる。今年発表された2009年の「夢」のトップは例年通り男の子で野球選手,女の子で食べ物屋さん。夢も世相や社会状況を結構映すようで,男の子では安定志向か公務員系が順位を上げてきたという。
そのなかで「お医者さん」はというと,男の子で5位(前年4位),女の子では7位(前年同)と上位にランクイン。子細にみると,男の子では未就学児で3位(9.4%)なのに小学校の学年が上がるにつれて下がり,全体で5位(3.8%)に。子どもの夢なんてたわいないと一笑されそうだが,現実を知るにつれ夢もしぼむというところか。
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