発言あり
同居
可児 和子
1
,
張 知夫
2
,
安田 千代子
3
1国立秩父学園
2大阪府立看護短期大学
3元大森日赤病院看護部
pp.153-155
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900756
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「2人から5人へ,そして……」
私たちが「同居」を始めてからもう20数年たつ.一緒に生活するが普通の結婚,入籍という形をとりたくない,というのが二人の一致した意見だった.「今までの名前を捨てて相手の名前を名のることは,相手の所有物になるようだ.自分は自分の名前で生活し仕事をしてきたし,これからもそうしたい.対等な関係を築きたい」という気持ちだった.このような考え方に至ったのは,当時の大学闘争の影響が大きかったのかもしれない.
彼は保健所の心理相談員などの仕事,私は障害児収容施設の職員として,二人とも変則的な仕事のため,すれちがいの多いスタートだった.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.