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毎月20日は「20日ならウォーク」の日―「行政の」から「市民の」事業へ展開/毎月20日は「20日ならウォーク」―奈良市に広がる健康づくりの輪
岡本 夏子
1
,
永松 晶子
1
1奈良市保健所健康増進課
pp.395-397,452-456
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101387
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奈良市の概要
奈良市は奈良県の北東部に位置し,その北部は奈良山丘陵,東部は高原地域,中部と南部は奈良盆地で,西部は丘陵地の面積276.8km2,人口約36万9000人(2010年1月1日現在)の地域です。東大寺をはじめとする8資産群が「古都奈良の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録され,今年は平城遷都1300年を迎える国際文化都市であり,京阪神のベッドタウンでもあります。本市は「奈良市第3次総合計画」のなかで,「世界遺産に学び,ともに歩むまち―なら」をめざすべき都市の将来像とし,施策の主要課題の1つに「生きがいを持ち,健康で長生きできるまちづくり」を掲げ,中高年の健康づくりに積極的に取り組んでいます。
奈良市では2007(平成19)年度から毎月20日「20日ならウォーク」という名称で健康づくり事業を行っている。これはそれ以前に「健康ウォーク」の名で行っていた事業を,20日と固定して曜日が変わることで参加者が増加し,コースタイトルやPRデザインなどを工夫して,「行政の」ではなく「市民の」事業となり,奈良ならではの,楽しく魅力的なものとなることをめざしたものである。
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