連載 シリーズ生活習慣病予防 住民の力を引き出すグループ支援を学ぶ・3
食の実態を見る―宮城県柴田町の実践例から
一條 恵美
1
,
藤井 広美
2
,
渡辺 和美
2
1柴田町健康福祉課
2社団法人日本看護協会事業開発部
pp.950-957
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101083
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モデル事業実施の背景
柴田町は宮城県の南部に位置し,面積は5398km2,気候は温暖で県内では雪の少ない地域です。2007(平成19)年3月末の人口は3万9230人,高齢化率19.7%で,仙台市の通勤・通学圏にあるため,比較的若い世代が多い町です。また,国道4号線,JR東北本線など交通の利便性を生かし,工業系・商業系の産業が発達しています。
2006年度基本健康診査の受診率は73.9%です。医療費に関しては,生活習慣を起因とする循環器系疾患や糖尿病などの増加に悩まされている現状であり,透析患者数は2006年度で35人,そのうち10人が糖尿病によるものでした。
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