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妖怪ポーズで,健康に!―鳥取県境港市が推進する「きたろう体操」/「きたろう体操」で広がる健康づくり・介護予防の輪
村上 弘美
1
,
田中 美津枝
1
1境港市市民生活部健康長寿課
pp.869-871,916-919
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101078
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アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげるの出身地でもある境港市は,生活習慣病対策や介護予防を目的とした「きたろう体操」を開発。妖怪のポーズや掛け声を取り入れた体操は,実にユニークで斬新。町興しのキャラクターに関連づけた体操は,世代を問わず,多くの市民に親しまれている。
境港市の概要
境港市は鳥取県の西部,長さ約20kmの大砂州「弓浜半島」の北端に位置し,伯耆富士「大山」を背景に風光明媚な白砂青松の海岸線を有しています。古くから天然の良港に恵まれ,1992年からは5年連続漁獲水揚げ量日本一を記録し,最近では夏のマグロ漁で賑わう漁業の町です。また,1992年から漫画家水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマに町興しを行い,年間150万人以上の人が「水木しげる記念館」や妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ「水木しげるロード」を訪れる観光地としても発展してきています。
人口は約3万6000人余りで年々減少傾向ではありますが,高齢化率は24.6%(2008年4月末現在)と年々増加しています。
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