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市民のシンボル「お茶」をテーマにまちづくり―静岡県牧之原市「フォーラムまきのはら」の取り組み/「フォーラムまきのはら」で地域力向上を狙え!!―市民が市政に参画するしくみづくりに保健師も参加
古川 馨子
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1静岡県牧之原市健康福祉部福祉企画課地域福祉係
pp.379-381,410-414
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100782
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牧之原市は荒茶の生産量が日本一!でも,もうすぐ鹿児島に負けちゃうかも?そんな危機感をもった市民が集まり,「お茶の消費量日本一」を目指し,“お茶で健康になろう!と知恵を出し合った。市民の政策提案によるまちづくりに,お茶が一役買っている。
お茶のまち牧之原
静岡県牧之原市は,2005年10月に旧相良町と旧榛原町が合併し,新しくできた市です。静岡県の中央に位置し,南は駿河湾に面しており,夏には海水浴,そして1年を通じてサーフィンが楽しめます。また,北には牧之原台地があり,地形を活かしたお茶の栽培は盛んで,荒茶生産量は日本一です。東西には東名高速道路と東海道新幹線が走り,2009年3月の「富士山静岡空港」の開港を目指し,空港施設や御前崎港,相良牧之原インターチェンジを結ぶ幹線道路を整備中です。
生活環境としては,海側地域には官公庁が集中し,商店街などの各種施設も充実しており,高齢者にとっては何でも揃い,一人で外出できる環境が整っています。一方,山側地域は対照的に,高齢者にとって外出しにくい環境であるため,閉じこもり率が海側より高いという現実があります。
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