連載 いま,ほんとうに必要な育児支援とは何か? 「大阪レポート」から23年目の調査が描くもの・【最終回】
新しい子育て支援メニュー『親支援プログラム』を展開しよう!―対人関係の脆弱性を改善するために
原田 正文
1,2
1大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科
2こころの子育てインターねっと関西
pp.1228-1231
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100620
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本連載では,厚生労働科学研究として2002年度より実施している子育て実態調査「兵庫レポート」を,1980年生まれの子どもを対象に実施された子育て実態調査「大阪レポート」と比較してきました。これまでに紹介したように,日本の子育て現場は,この20数年の間に,私の想像をはるかに超えて大きく変化していました。
今回は最終回として,児童虐待との関連で最近よく言われている親たちの対人関係の脆弱性について考えます。そして,今後の子育て・次世代育成支援のあり方について述べたいと思います。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.