連載 フィールドワーク往復絵手紙・6
インドで親孝行
星野 晋
1
1山口大学医学部・文化人類学(医療人類学)
pp.580-583
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100505
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今年の2月,インドに行った。目的は2つ。1つは,フィールドワークの候補地となるかどうかの下調べ,とりわけ現地の研究者たちとの人間関係を作ること。その話は,次回にゆずろう。2つ目は親孝行である。
昨年の夏頃,母が突然インドに行きたいといい出した。いや実は,8年前にいまは亡き父とともに訪れたインドの印象があまりに強烈だったので,ぜひもう一度ということだった。ご近所の母の悪友,清子おばさんも誘い,さながら2人の女水戸黄門に,助さん格さん一人二役の私という珍道中になった。
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