連載 ニュースウォーク・102
改革余波,「習慣病」研究ラッシュ
白井 正夫
1
1元朝日新聞
pp.744-745
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100310
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思えば,2月のイタリア冬季五輪開会式でパバロッティが歌った「誰も寝てはならぬ」が序曲だった。今年の世界スポーツ二大イベントの舞台がW杯ドイツ大会に移ると,あの熱唱がいつの間にかよみがえってきた。プッチーニの歌劇「トゥーランドット」で歌われる曲が,私にも見逃してはならぬと誘いをかけた。
夏の寝不足をもたらしたW杯ドイツ大会が終わり,ようやく深夜や明け方のTV観戦から解放された。といっても,サッカーファンではない私の関心は,ジーコジャパンではなく,少し違った方に向いていた。第1戦のドイツ―コスタリカ戦を見たとき,画面から伝わってくるものが4年前の日本・韓国大会とまったく違うことに気がついた。スタジアムから自然にわき上がる「本場の興奮」である。
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