FOCUS 保健師の判断と支援内容を抽出する! 関係者の連携と地域の変化に着目して
―事例分析➀―場面ごとの保健師の判断―判断と目的に着目して
有本 梓
1
,
田口 敦子
1
,
村嶋 幸代
1
,
坪井 雅子
2
,
伊東 由賀
2
,
高橋 香織
2
,
中西 瑞枝
2
,
伊藤 民子
3
,
小口 夕香
4
1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻地域看護学分野
2東京都西多摩保健所
3元東京都西多摩保健所
4東京都八王子保健所
pp.829-835
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100203
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Aさんについてのインタビュー結果を逐語録とし,意味のある文章の単位ごとにコード化し,保健師の「行動」の背景にある「状況」「判断」「目的」をまとめた。この過程では,追加インタビューも行った。保健師の判断,行動に至る目的に焦点をあてた結果,目的によって支援対象が異なると考えた。そこで,支援対象を「本人(Aさん)」「保健所内」「地域(地域住民・機関)」「Aさんの家族」に分け,事例紹介と同じ6つの場面ごとの保健師の支援過程を,状況→判断→目的→行動で示した。表現や内容などについては,坪井が確認するとともにメンバー全員で話し合いながらまとめた。
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