活動報告
保健所における記録様式の検討に関する報告―フォーカスチャーティングを導入した実践事例より
山田 恵子
1
,
津呂 千恵子
2
,
芝田 元子
3
,
野田 結実子
1
,
長坂 緋沙子
1
,
上山 賀也子
1
,
室井 千晶
4
,
井上 智子
5
,
上野 昌江
5
1大阪府和泉保健所
2大阪府茨木保健所
3大阪府枚方保健所
4大阪府岸和田保健所
5大阪府立大学看護学部
pp.744-750
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100185
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はじめに
個人情報保護の観点やカルテ開示が話題となるなかで,2001年度大阪府南ブロック(以下,南ブロック)保健師研修では,情報開示に向けた記録についての学習を行った。
情報開示への対応と並行して,大阪府では2000年度から保健所の再編がなされ,保健師の活動形態が地区担当制から業務担当制に転換された。これを契機として,従来担当地区のさまざまな健康問題を中心に考える視点から,市域全体の特定領域(母子保健・感染症・難病・精神)を見据えた活動へのより専門的な展開が求められてきた。
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