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まちの力で桜並木を復活させよう!―敬川公民館“桜の会”の花咲くまちづくり/もう一度,あの桜並木を見たい!―江津市敬川町“桜の会”のまちづくり/活動継続のポイントは組織づくり
山藤 雅之
1
,
安江 順子
2
1敬川公民館“桜の会”
2江津市役所社会福祉課
pp.195-197,228-231
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100145
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1943(昭和18)年の大水害で流失した桜並木,恒例だった小学校入学記念写真を撮った満開の桜をよみがえらせたい。江津市敬川町のお年寄りの思いが,“桜の会”の活動に発展した。1986年敬川町は「健康な町づくり」を宣言,1990年より「花いっぱい運動」を続けるなかで,ウォーキングコースに,花見会もと,桜並木復活の気運が盛り上がった。
敬川町は,人口1584人,619世帯をかかえ,高齢化率28.8%(2004年4月現在),江津市の西部に位置する町です。町の中央には2級河川の敬川が流れ,たびたび洪水にみまわれています。1983(昭和58)年の集中豪雨では,町の多くの家が浸水し,道路も鉄道も寸断され,その様子が全国に放映されました。
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