特集 連携相手としての産業保健を知る
産業保健と連携するために,まず相手を知ろう!
菊地 とも子
1
1福島県総務部人事領域福利厚生グループ
pp.200-201
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100137
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産業保健分野の対象となる「就業者数」は6316万人(2003年)。国民の約半数が就業者という大きな集団であり,働く人々の健康の保持・増進は非常に重要といえる。
近年,とくに労働人口の高齢化,急速な技術革新,不況による人員削減などにより,働く人々の職場環境,就業形態が大きく変化してきた結果,癌,心臓病,脳卒中といった生活習慣病や,過重労働,ストレスの増加に伴うメンタルヘルスに関する疾患などが増加してきている。このような状況に対応した産業看護職に求められるニーズは大きいが,産業看護職の法制化もまだなされていないのが現状である。
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