特集 事例でみる保健師活動の評価 ここさえ押さえればクリアーになる!
―事例2:事業を評価しよう―住宅改修サービス事業は満足度だけで評価できるのか!?―改修内容の妥当性を高める評価方法の課題の検討
筒井 智恵美
1
,
鈴木 晃
2
,
阪東 美智子
2
1東京都島しょ保健所小笠原出張所
2国立保健医療科学院建築衛生部
pp.18-21
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100003
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満足度だけで評価できる!?
介護保険サービスの評価については,利用者の満足度調査を実施している自治体が多い。しかし,介護保険の基本的理念である自立支援としての意義は満足度だけで評価できるのだろうか。
とくに住宅改修や福祉用具では「できなかったことをできるようにする」という,自立を直接的に支援する点で意義を有するものであるが,利用者の主観的評価は,自立支援としての改修内容の妥当性の有無を必ずしも反映していない。
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