特集 高卒1年准看養成の検討
高卒1年養成のプラス・マイナス
石原 幸子
1
1甲府准看護婦学校
pp.17-20
発行日 1969年12月1日
Published Date 1969/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908931
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現在のように疾病構造が複雑多岐にわたってくると,国民が医療技術の急速の発展を望むことは必然である。従って医療チームの中で重要な役割を果たす看護婦の不足問題はいまや大きな社会問題としてその対策も急がれている現状である。
自民党看護婦対策小委員会および厚生省では,看護婦不足対策に腰をすえて,医療の充実と高度化を目ざし,今日でも約10万人不足している看護婦を確保するために,45年度を初年度として5ヵ年計画で,年間看護婦養成人員を現在の約4万3千人から6万8千人にふやす方針であり,そのために各養成所施設の定員をふやす他に,高卒1年課程の准看護婦養成制度をつくる計画案ときく。また看護婦協会においても,協会ニュース臨時号に理事会第2次案を発表,各地に公聴会を開催して,会員からの意見のすい上げを意欲的に行なっている。いずれも高卒1年の准看護婦教育が制度案の焦点である。
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