変貌する中国の看護教育—４年制・５年制の大学が次々誕生

　1949年中国が開放され，中華人民共和国が誕生すると同時に，さまざまな制度上の改革が行われたが，医療面では国民の衛生状態の改善とともに，遅れていた医療体制を急速に整備し国民の健康を守る方策として，緊急に大量の医師や看護婦を養成するための措置がとられた．

　医師の養成は3年制の医科専科学校が設立され，看護婦の養成はそれまであった大学教育・高等教育を廃止，中卒3年の看護婦養成所が全国各地に大量に作られ，医師・看護婦を養成，医療体制を急速に充実させていった．