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特集 Ⅰ.理学療法カリキュラムの在りかたを探る
四年制大学のカリキュラムの在りかた
How the Physical Therapy Curriculum Should be: Considerations on Curriculum Design in Physical Therapy Education in the College
武富 由雄
1
Yoshio TAKETOMI
1
1神戸大学医療技術短期大学部
1School of Allied Medical Sciences, Kobe University.
pp.463-469
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103305
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Ⅰ.初めに
文部省は1990年11月2日「我が国の文教施策」第Ⅰ部「高等教育の課題と展望」を公表した1).大学を中心とする開かれた高等教育が経済発展や国民生活向上に伴い発展の一途をたどり,専修学校を含めると約341万人が在学し,同一年齢層の二人に一人が高等教育を受け,なかでも大学は高等教育の中核的な機関として我が国の発展に寄与してきたことを述べていた.看護教育が四年制大学で行なわれてから38年を経た現在,その数は11校である2).高等教育の高度化が施策に盛られている現在,未だ理学療法士教育制度では四年制大学が設けられていない.
そこで,四年制大学を目指しての理学療法士教育のあゆみ,四年制大学教育の理念を基に,カリキュラムの在りかたについて述べる.
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