小特集●日本私立看護大学協会10周年記念シンポジウム 私学における看護教育の課題と展望
看護短期大学における学生指導上の課題
内田 靖子
1
1東海大学医療技術短期大学
pp.349-352
発行日 1986年5月25日
Published Date 1986/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908240
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看護短大に入学してくる年齢は,青年期の真只中で,自己形成の時期であります.ルソーは‘我々は二度生まれる.一度は生存するために,二度目は生きるために’と述べておりますが,青年期はまさに第二の誕生の時期です.この時期に人格の成熟と看護職という職業観の確立をはかり,課題を達成し,異性への適応も成し遂げていくものです.
すなわち,看護短大への入学が将来の職業を決定し,その準備として学習を行い,専門的な能力を身につけると同時に,人間的に成長し,社会に貢献し,自立し,自己実現をはかることであると考えられます.
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